私とアニオタポー人とその息子とポーランド

二次元とは無縁で生きてきた私がアニオタポーランド人と結婚し、日々オタク知識を強制的に刷り込まれていく生活について綴っています。

ポーランドのDV事情とNiebieskie Karty

 

お久しぶりです。

 

今日はポーランドのDV事情について書いてみようと思います。

 

まずは、「DV」とは何か。

 

ドメスティック・バイオレンスの略ですね。

配偶者間暴力です。

 

肉体的暴力=殴る蹴るなど

精神的暴力=モラハラ・言葉

性的暴力=SEXを無理矢理する、性癖を無理強いするなど

そのほかにも薬物やアルコール摂取の強要など

が対象になります。

 

ポーランドはヨーロッパ内でも女性や子供に優しい国ですが、このような暴力を振るう男性も勿論います。

 

さて、どのように被害者は逃げるか。

 

①社会福祉士に相談する

②近所の人が警察へ通報する

③DVシェルターに直接逃げる

 

①と②も各所に相談・通報後は③のシェルターに逃げるよう手配をしてくれます。

 

では、ポーランドのDVシェルターとはどんなところかを説明しましょう。

 

外観はぱっと見ではDVシェルターとは分かりづらいです。

内観は

狭い部屋(3畳くらい)親子2人用

広い部屋(6畳くらい)子沢山家族もしくは相部屋

共用の台所・シャワー・トイレ・リビングがあります。

各部屋にはワードローブ・デスク完備

 

社会福祉士と相談員が常駐しており、夜は守衛さんが来ます。

 

規則は緩いです。携帯も使えるし、外出も21時まで可能、22時に就寝すること以外は自由です。

各自で自炊し、(アルコールは禁止です。)洗濯、掃除を入居者で分担します。

入居期間は原則3ヶ月

事情によって延長も可能です。

 

入居期間中に大体のDV被害者はブルーカード 「NIEBIESKIE KARTY 」を作ります。

犯罪者予備軍リストです。このカードに加害者を登録し、万が一、再度、暴力を振るわれた時に警察へ連絡すると加害者は即逮捕される仕組みになっています。

 

3ヶ月の入居期間中に離婚調停も可能ですが、親権が確実に被害者の手に渡るとは限りません。

事例として3児の母が被害者としてシェルターに入居、調停を申し立てましたが、離婚は認められても親権が下の子2人しか取れませんでした。上の7歳の女の子の親権はは加害者である父親の手に渡ったのです。

親権譲渡に関する権利は夫婦平等であり、DV加害者というステータスは考慮されません。

判決後、母親は泣きながら長女をシェルターに置いていきました。

「辛い」の一言では言い表せない空気でした。

日本では親権は基本、母親に譲渡されます。

ですが国際結婚夫婦では、ポーランドのように親権譲渡は夫婦平等の権利(ハーグ条約)が適用されるため、日本スタイルで子供を国外へ連れ出すと「誘拐」という扱いになり、指名手配されます。

 

もし、外国人夫にDVを受けたら、まずは証拠を残してください。

また、子供に危害を与えようとした場合にも証拠を残してください。

そして、自分自身で子供を育てられるだけの蓄えや力を養ってください。

 

お腹を痛めて産んだ我が子なのですから、子供の親権を取れるように最大限、力を尽くしましょう。